甘いイチゴと酸っぱいイチゴ!イチゴの品種別、味くらべ

主なイチゴの品種による違い

11月頃の寒くなってくる時期から、市場ではイチゴが出回りはじめます。ケーキやお菓子づくりにも欠かせないイチゴですが、いろんな種類があって、どのイチゴを買ったらよいのか迷うことはありませんか?

いちごの栄養侮るなかれ、小さくてもその豊富さはフルーツ随一。いちごカップ

そこでイチゴの品種別に、主な産地と、味の特徴をまとめてみました。イチゴは、10~20年くらいで世代交代が行われるため、次々に新しい品種が誕生しています。かつては「女峰」や「とよのか」が主流でしたが、最近は「あまおう」「とちおとめ」「紅ほっぺ」などが主流になっています。

あまおう(福岡)

名前の由来は、丸い、大きい、うまい。果肉は固めで、果汁が多くジューシー。甘みと酸味が調和し、味が「濃い」。

とちおとめ(栃木・愛知・茨城)

バランスのとれた品種。糖度が高めで、ほどよい酸味がある。比較的日持ちが良い。◆東日本のシェア1位

とよのか(福岡)

平均果重11.5~13g、果汁が多めで日持ちがよい。甘みと酸味のバランスがよく、香りも豊か。◆「あまおう」が登場するまでは、全国シェア1位。

女峰(栃木・静岡)

中ぐらいの大きさで硬く、甘みと酸味がしっかり感じられる。ケーキ・デザートいは、形やカット面がきれいで、酸味がしっかりしているため、人気がある。◆「とちおとめ」が登場するまでは、東日本の代表新種。

紅ほっぺ(静岡)

果実の香りは中ぐらいで、日持ちはやや長い。糖度が12~13度と高く、甘み、酸味ともに強い。いちご本来の甘酸っぱさと深い味わいを堪能できる。

美味しいイチゴの見分け方

また、お店でイチゴを選ぶ際に、気を付けたいポイントがいくつかあります。果皮のツブツブ(※1)が、くっきりしていて、へたが青くて元気なもの。また、表面にツヤがあり、へたの近くまでしっかり赤いものを選びましょう。果皮の色の濃淡は、品種によって異なりますが、赤が均一で鮮やかなものがよいでしょう。

手に持ったいちご

いちごのツブツブは「種」といわれますが、厳密にはこのツブ一つが「果実」で、この一つ一つの中に種が入っています。また、赤い実の部分はめしべの土台となる「花床(かしょう)」が発達したものです。

イチゴの『雪だるま』~ケーキ用デコレーション~

このイチゴを使って、ケーキの上にのせてもかわいらしい、デコレーションをつくりましょう。

いちごケーキの作り方

いちごケーキの材料

  • イチゴ:1パック
  • 生クリーム:適量
  • チョコペン

作り方

  • イチゴは水洗いし、ヘタを包丁で切り落とす。
  • イチゴを中央から半分に切り分ける。
  • 切り分けたイチゴの間に、生クリームを絞る。
  • 生クリームにチョコペンで顔を描く。

子供から大人まで大好きなイチゴのケーキに、手作りの雪だるまをオンすることで、いっそうケーキが美味しくなりそうですね。ぜひ、パーティーシーンやご家庭でのお菓子作りに、ご活用されてはいかがでしょうか。

写真・文:峰亜美

もはや幻?三色赤飯とは

もはや幻?三色赤飯とは

お祝いの席で欠かせない「赤飯」。伝統的な作り方は小豆の赤い煮汁に、もち米を浸し、煮小豆とともに蒸し「染米(そめいい)」にしたものです。行事食として全国的に広まり、各地の風習や文化が反映され、様々な赤飯が存在します。その中で福岡県柳川市に「三色赤飯」という珍しいものがあります。「三色赤飯」とはどんなものなのでしょうか。

三色赤飯

なぜおめでたいと赤飯なの?

赤飯をどうしてハレの日やおめでたい日に食べるのでしょうか。それは古くから小豆の赤色が邪気払いや災いを避ける力があると考えられているからです。赤色は特別な意味があり「朱」や「丹」という別の表現もあります。

「朱」は位の高い色、「丹」は中心にあって大切なものという意味を持っています。このように赤色への特別な思いから、神様に赤米を捧げる風習が生まれます。赤米が食べられなくなると、うるち米より位が高いとされる、もち米を小豆の煮汁で赤く色付ける方法をとるようになりました。

このような風習が全国的に広まったのは、小豆が寒さ暑さに関係なく日本中で栽培しやすく、保存がきくからと考えられます。江戸時代後期からお祝い事に用いられるようになりましたが、それ以前は縁起を直すものとされ災いの後やお葬式の際に振る舞われた地域もあるようです。こうしたことから、小豆が必要というより赤い色が必要であり、特別な日であること、心の持ち方を変えることを意識するために、小豆の赤を使うという説もあります。

赤飯は基本的には小豆を使いますが地方独自のものもあり北海道の一部の地域では甘納豆を入れたり、千葉県では落花生を入れるところもあります。このように各地の郷土料理としても親しまれている赤飯ですが、福岡県の柳川市には「三色赤飯」という全国でもここだけの大変珍しい赤飯があります。

幻となりつつある「三色赤飯」

福岡県の南部にある柳川市は水郷の町。市内を縦横に堀が通る町です。その柳川市では10月に「愛嬌挨拶(えいぎょうえいさつ)」というお祭りがあります。その祭りでは赤飯を升に盛り、食べ歩くという風習があります。このお祭りは初代柳川藩主、立花宗茂公が浪人生活で放浪中、今の愛知県に行き、ある民家へ立ち寄った際に赤飯となますでおもてなしを受けたという故事にちなみ「思いやりの心」「みんな仲良く」という思いが込められています。

旧暦の10月の最初の亥の日に子どもたちが「えいぎょうえいさつ、なかのよかごと♬」(「愛嬌挨拶、仲の良いように」)と歌い歩きながら各家に立ち寄り一升枡に山盛りになり菊が飾られた赤飯となますをいただき、家々を回ります。「三色赤飯」はこの菊が飾られた赤飯をイメージしたようように、赤・黄・白の三色のうるち米ともち米が混ぜて作られたものです。

赤は小豆、黄はクチナシで色付けられています。黄色いご飯というのも珍しいのですが、これは大分県の臼杵市にある「黄飯(おうはん)」という郷土料理から伝わったのではないかと思われます。黄飯は赤飯に代わる祝いのご飯でした。愛知県名古屋市にもありますが、こちらは「きいはん」と読みます。立花宗茂公がおもてなしを受けたのが愛知県ということも何か繋がりがあるかもしれません。

三色赤飯を作ってみました

見た目にも可愛らしい三色赤飯ですが、今では存在を知らない人も多く、作り手が減っているそうです。正確なレシピがわからないのですが、少ない情報を手掛かりに見よう見まねで作ってみました。

材料

  • うるち米:3合
  • もち米:3合
  • 小豆:大さじ3〜4
  • クチナシ:1〜2つ

三色赤飯の作り方

前日準備

1.洗った小豆を鍋に入れ、たっぷりの水を注ぎ中火にかける。沸騰したら弱火で2〜3分茹でる。茹でこぼし、少しずつ水を入れて冷ます。(急に冷ますとシワが入るので少しずつ)小豆を鍋に戻し、かぶるくらいの水を入れ、沸騰まで中火。沸騰後、弱火で15分〜20分やや固めまで茹でる。小豆と茹で汁に分ける。

2.うるち米1合を小豆の茹で汁に一晩ひたす。(茹で汁が足りなければ水を加える)

3.残りのうるち米2合と、もち米3合はそれぞれ洗った後、別々のボウルに入れて一晩水にひたす。

4.クチナシは切り込みを入れて1Cほどの水に入れて色を出しておく。

当日:うるち米を蒸す

うるち米赤

1.小豆汁に浸したうるち米は汁を切り(色がうるち米についている)蒸し器で約40分蒸す。

うるち米黄色

2.水に浸したうるち米2合も水を切り、蒸し器で約40分蒸す。蒸し上がったら均等に分け、半分にクチナシの実でとった黄色い水をかけてうるち米を着色する。

3.これで赤、黄色、白の蒸したうるち米ができました。

4.一晩水に浸していたもち米の水を切り、3等分にする。

うるち米赤・もち米入りうるち米黄・もち米入りうるち米白・もち米入

5.赤、黄色、白のうるち米、それぞれにもち米を入れる。赤には茹でた小豆も入れる。

蒸し上がり赤蒸し上がり黄

蒸したもち米とうるち米

6.3色をそれぞれ蒸し器で約40分蒸す。

三色赤飯

7.蒸し上がった3色を色の偏りがないように混ぜる。

ハレの日だからこそ「てまひま」を

柳川市は父の故郷です。これまで伝承されてきた三色の華やかなお赤飯がなくなっていくのは何とも忍びないと思い、今回あたらめてつくってみました。ハレの日だからこそ特別な気持ちで、手間ひまをかけて作る。そんな心の余裕が持てるようになりたいものです。

(文・写真 / ほし まさみ)

春の七草で「七草がゆ」を食べる意味ってなに?

正月の締めの行事、七草がゆとは

一連の正月行事の締めとして、1月7日の朝、「七草がゆ」を食べる習慣が日本にはあります。七草がゆは、その名の通り「春の七草」と呼ばれる具材をいれたお粥のことです。そう、中学受験などで一生懸命覚えた、春の七草です。七草がゆを食べることで、1年間の無病息災への祈りを込める意味があります

春の七草に込められた意味

春の七草にはそれぞれ意味があると言われます。

春の七草

  • 芹(せり):競争に競り(せり)勝つ
  • 薺(なずな) :なでて汚れを取り除く
  • 御形(ごぎょう) :仏の体をあらわす
  • 繁縷(はこべら) :茎に葉がたくさんつく→繁栄をあらわす
  • 仏の座(ほとけのざ) :仏の安座
  • 鈴菜(すずな) :神を呼ぶための鈴
  • 清白(すずしろ) :汚れのない清白

春の七草の覚え方
昔、春の七草を覚えるために、短歌の5・7・5・7・7のリズムに合わせて、繰り返し声に出して覚えました。「せり なずな(5)/ごぎょう はこべら(7)/ほとけのざ(5)/すずな すずしろ(7)/これぞななくさ(7)」といった感じで覚えます。

地域によって七草の種類が増えたり、減ったりします。ただ、七草ひとつひとつに意味が込められたように、七草がゆには、家族が1年を通して元気に過ごせることを祈ってお粥を頂く習慣であることは変わりません。

土鍋で炊く春の七草粥~お米から炊くお粥は格別!~

七草がゆの由来と歴史

七草がゆ

七草がゆの歴史は古く、枕草子にも記録があり、平安時代からすでに宮中行事として行われていたようです。

では、どうして七草がゆを1月7日に食べるようになったのでしょうか

1月7日に七草がゆを食べる由来には、「節句」という言葉が深く関係しています。最近はなじみが薄いかもしれませんが、「節句」とは、無病息災を祈って邪気を覗く節目となる季節の変わり目のことを言います。節句は1年で5回あり、1月7日も「人日(じんじつ)の節句」と呼ばれる節句のひとつです。

五節句の意味

中国では、人日の節句に、7種類の野菜でお吸い物をいただく習慣がありました。日本ではその影響を受けて、7種類の若菜を入れた「七草がゆ」となったと考えられています。江戸時代になると、人日が祝日となったことで、七草粥を食べる習慣が庶民にも広がりました。

昔の風習を知って七草がゆを食べるのもいいですが、おせち料理やお正月のご馳走で胃腸も疲れ気味。疲れた胃腸を休めるのに、ちょうどいい七草がゆで、新年を気持ちよく過ごしたいですね。

子供に伝えたい、おせち料理の由来と食材の意味

おせち料理の言葉の由来は御節料理

お正月になると食べるものといえば?
そう、おせち料理ですよね。

おせち料理は、宮中で行われていた“御節供(おせちく)”という行事が由来とされます。「節句」という季節の変わり目の祝い事を行う日に、御節供が行われてきました。そんな御節供で、神様へのお供えされたのが「御節供料理」と呼ばれる料理です。

節句は1年に何回もあるため、御節供料理はお正月だけのお料理ではありませんでしたが、時代とともに、別格の「お正月」に作られるお料理を指すようになりました。そして、“御節供料理が”略されて“おせち料理”と呼ばれるようになったと言われています。

おせち料理を語るには欠かせない、五節句の意味

おせち料理に入る食材の種類と意味

おせち料理は、日本ならではの文化に根付いた伝統的な食文化です。歴史が古い分、昔の人のいろんな想いが込められている奥深い料理。さらには、地域や家庭ごとにお重の中身や、その中身の意味は様々、それぞれに意味があります。

おせち料理黒豆

黒豆

黒豆など、まめには、まめに働くという語呂合わせの意味もありますし、丈夫や健康という意味があります。黒豆には、一年間まめに働き、まめに暮らせますようにという願いが込められています。

おせち料理かずのこ

数の子

数の子は、数の子はにしんの卵で、にしん(二親)からたくさんの卵(子)が出ることから、子宝と子孫繁栄の願いが込められていますし、海老は長生きの象徴として、腰が曲がるまで長生きできますようにという願いが込められています。

おせち料理くりきんとん

栗きんとん

「栗きんとん」の「きんとん」を漢字にすると金団と書きます。金団は、金銀財宝も意味し、色も黄金色をしていることから、豊かな1年になるよう願いが込められています。栗は勝ち栗と呼ばれ、縁起の良い食べ物とも言われています。

くわい

くわい

くわいは、ピンポン玉の大きさの塊茎から大きな芽が出ることから、「めでかい」→「めでたい」となり、必ず芽が出るという験も担ぎ、出世祈願の意味が込められています。

おせち料理は「慈姑(くわい)」で出世祈願!

おせち料理にこういった意味や願いが込められていると知ると、これまでとは違った気持ちでおせち料理を味わうことができるかもしれませんね。

おせち料理は保存食、普段忙しいお母さんに感謝を!

おせち料理を彩る、菊花大根の作り方

季節を感じながら、お節を彩る

師走にはいり、年末年始の準備も気にかかる頃になりました。お正月準備としておせち料理を作られる方は、減少傾向にあるとお聴きします。ですが、もともと日本に伝わる行事食でもあるおせち料理には、料理や素材にそれぞれ意味をもっていてます

1年のはじめに、先人のたくさんの願いをこめて築かれた、おせちのひとつひとつの意味を先人の願いに思いを馳せながらいただく。普段は忙しいなかに、きちんと襟を正すこともお正月らしく気持ちのいいものです。

菊花大根飾りつけ

大根を使って華やかな飾り切り、菊花大根の作り方

・・・とはいっても、おせち料理は作るのは大変、という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にも手軽に作っていただける、おせちを彩る、お正月らしい華やかさもある一品をご紹介したいと思います。

材料

  • 大根
  • 柚子

甘酢の材料

  • 酢:大さじ3
  • 砂糖:大さじ1.5
  • 塩:少々

作り方

大根を使ったおせち料理

1.大根は2.5㎝厚さに切り皮をむく。

菊花大根の作り方

2.割り箸を大根の下の面に添わせ、包丁で格子に細かく切り目を入れる。(割り箸がなくても、下まで切り落とさない場合は使わなくてもいい)柚子はみじん切りにする。

おせち料理菊花大根

3.海水程度の立て塩につけ、大根の切り目がふんわり開く位までつける。(1時間位)

4.水けを絞り、好みの大きさに切り、甘酢に漬けこむ。

菊花大根レシピ

5.味が馴染んだら、軽く絞り、箸で好みの形に広げる。

大根使い方

6.花芯に、梅、柚子など好みのものを添える。

菊は長寿を願う、縁起ものの花

日本人に馴染みのある菊の花は、邪気を払うとされていることもあり、長寿を願うお祝いの花。蕪を使っても同じようにできますが、大根の方が手軽に無駄が無く作っていただけると思います。包丁はよく切れるものを使うことが作ることのポイント。

おせち以外の普段の料理のあしらいにも。おせちの飾りだけでなく、焼きものに添えたり、いつものお弁当に添えたりもして楽しんでいただけます。今回は、梅と柚子を添えていますが、赤唐辛子を添えることが一般的です。お好みの香りのものをお使いください。ぜひ、手軽にできるおせちの一品で、季節感を楽しみながらお料理してみてください。

写真・文 フードコーディネーター ・ ジュニア野菜ソムリエ 三木れいこ

上手に保存で美味しく長持ち、小松菜の保存方法と選び方

小松菜をもっと食べよう

青々と瑞々しい冬の葉野菜のひとつである小松菜。最近では一年中見かけるようになりましたが旬は冬、ぐんと寒くなってくるこれからの時期、美味しくなるお野菜です。小松菜には、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEをはじめ、鉄分、カルシウム等、豊富な栄養が含まれています。

また、アクやえぐみが少ないので、下茹での手間がいりません。生でスムージーにしたり、さっと茹でてお浸しや煮びたしにしたり、油との相性が良いので、炒め物にもぴったり。色んな調理法が楽しめる重宝なお野菜なのです。

美味しい小松菜の選び方

小松菜の選び方

新鮮な小松菜を選びコツは

  • 葉先までピンとしていて、茎にハリがあるもの
  • 葉の裏側が濃く鮮やかな緑色のもの
  • 葉がしっかりと分厚いもの
  • 茎の色が半透明になっていないもの

葉の色が変色しているものや丸まっているもの、根元が乾燥しているものは、収穫してから時間が経っているので避けた方が良いでしょう。

小松菜の保存法

小松菜は傷みやすいので、新鮮なものを購入し、出来るだけ早く食べ切るのがおすすめです。葉の部分から水分が蒸発してしまうため乾燥に弱く、また水気が付くとその部分から傷んでしまうので気を付けましょう。

小松菜の冷蔵保存

◎軽く湿らせたキッチンペーパーや新聞紙に包み、保存袋(ビニール袋など)に入れて保存します。他の野菜同様、畑での状態に近い方が痛みにくいので、立てた状態で保存しましょう。保存期間は2~3日ほどです。

小松菜の冷凍保存

その1:生のまま冷凍する

◎1~2週間の保存であれば、生のまま冷凍するのがオススメです。小松菜をきれいに水洗いした後、しっかりと水分をふき取り、食べやすい大きさにカットしたら、フリーザーバッグに入れ、冷凍します。この時、しっかりと空気を抜くのがポイントです。加熱調理の際には凍ったまま使えるので便利です。また、フルーツと一緒にミキサーにかけ、スムージーにするのもオススメです。

その2:茹でてから冷凍する

◎2週間~ひと月ほどの保存であれば、さっと茹でてから冷凍しましょう。細かく切ると栄養素が流出してしまうため、まるごと根元から茹でます。ザルにあげ、流水で冷やしてから、しっかりと水気を絞り、食べやすい大きさにカットし、フリーザーバッグに入れて冷蔵します。食べる時はフリーザーバッグに入れたまま、流水解凍します。

栄養満点の小松菜、上手に保存して、美味しくたっぷり食べたいですね。

小松菜の塩もみで栄養そのまま簡単レシピ

りんごの皮のむき方、どっち派ですか!?

りんごの皮むき、どっち派ですか!?

りんごの皮の剥き方なんて深く考えたことがない・・という方がほとんどではないでしょうか?なんとなく母親がこうやっていたような・・、そんな「なんとなく」がいつのまにか「当たり前!」になっているのかもしれません。いつもと違う剥き方にチャレンジしてみると、何か新しい発見があるかも!?

「りんごをまずは八つ割!」派

りんごのむき方
りんごの芯を取る
皮を剥いて完成

皮を剥く前に「まずは八つ割!」にするのがこちらの派。縦に半分、寝かせて半分、さらに斜めに包丁を入れて1/8にカットします。小さくなったりんごはV字に包丁を入れ、芯を取り除きます。右利きの場合、りんごのカーブに沿って右から左へ包丁を送りながら皮を剥きます。残りの7個も同様に繰り返せばできあがり。はじめに小さく切り分けているので重さもなく、包丁使いに慣れていない方にもおすすめです。

「りんごを丸ごとぐるぐる!」派

りんごを丸ごとむく方法

もう一方は、りんごはやっぱり「丸ごとぐるぐる!」剥きたい派。右利きの場合、りんごを左手に持ちます。りんごの芯に近い位置に包丁の刃を当てて皮を剥き始めます。左手の親指がりんごを右に送ります。右手の親指は包丁の根元に当てつつ、左へ送ります。りんごと包丁の動きがタイミングよく続くと、長く皮が剥けます。皮をむいたりんごは「まずは八つ割!」派と同様に切り、芯を取ればできあがり。りんごの重さもあり、カーブに合わせてリズムよく包丁を送っていくのはなかなか難しいものです。しかし、慣れてしまえば八つ割にしたりんごを一つ一つ手にとって皮を剥くよりも早い!というメリットもあります。

りんごは秋冬の定番果物。今年はいろいろな品種のりんごを味わいながら、皮の剥き方・切り方にもあらためて目を向けてみてはいかがでしょう。最近はりんごの皮むきはピーラーでむく方も多いようですが、いつでもピーラーが手元にあるとは限りません。まずは、ベーシックな包丁を使ったりんごの皮むきに慣れるため、いくつも続けてやってみること!はじめのうちはなかなかきれいに剥けないかもしれません。たくさん練習した後はザクザク切って「りんごジャム」を作ってみるのも良さそうですね。

切ったりんご

まったく違うお野菜!ほうれん草と小松菜の違い

冬の2大葉物野菜を比較、ほうれん草と小松菜

ほうれん草と小松菜。
どちらも冬が旬の冬野菜です。冬野菜には「温性」と呼ばれる、体を温める効果のある野菜が多く、優れた効能も秘めている。ほうれん草や小松菜は、冬に最も栄養価が高く、味がしっかりしています。
ほうれん草と小松菜は、その形も、含まれている栄養素も、豊富なカルシウムなどほとんど同じ。でも、よく似ているけれど、まったく違うお野菜ということはご存知ですか?

そもそも、ほうれん草の原産は中央アジアと言われて、イスラム教の伝播とともに広がったと言われています。一方の小松菜は、日本の東京江戸川区小松川周辺で作りはじめられた野菜ということから小松菜という名が付けられた、日本原産の作物です。

ほうれん草と小松菜、調理法の違い

ほうれん草と小松菜の違い

ほうれん草と小松菜を実際に調理する際の最大の違いは、茹でるか、茹でないか。
ほうれん草は調理前に一度下ゆでをします小松菜は下ゆでは必要ありません。これは、ほうれん草にはシュウ酸と呼ばれる物質が含まれていて、ほうれん草独特のアクの原因となっています。このシュウ酸が小松菜にはないので、下処理の方法が異なるのです。

最近では、サラダほうれん草など生で食べれるほうれん草もあります。また、品種の改良でほうれん草に含まれるシュウ酸も減っていると言われます。そのため過度に心配することはなく、新鮮で小さい(軸の細い)ものであれば、少量なら生でも問題ありません。

カルシウムの王様、小松菜

では、ほうれん草と小松菜の栄養の違いを見ていきましょう。
含まれる栄養素は、どちらも似ているとは言っても、ほうれん草と小松菜の栄養分には特徴があります。数ある野菜の中で、カルシウムの王様とも呼ばれるのが小松菜。鉄分もほうれん草と比べると多く含まれています。ほうれん草は、葉酸をはじめ各種ビタミン、ミネラルが小松菜より豊富に含まれています。ただ、これはほうれん草と小松菜の相対的なもの、どちらも他の野菜よりも多くの栄養が含まれています。免疫力が低下しやすく、風邪がはやる冬、良い冬野菜を食べて健康に過ごしたいですね。

渋柿の簡単な渋抜き法~ドライアイス脱渋とは!?

渋抜き法~「湯抜き」編

お風呂の残り湯に渋柿を浮かべておくという、昔ながらの家庭的な渋抜き方法です。渋柿が窒息状態になることで、柿の中にアルコールが発生する仕組みを利用します。アルコールが酸化して「アセトアルデヒド」が発生し、柿タンニンと結合することで不溶性になり、渋みを感じなくなるのです。残り湯の温度がアセトアルデヒドの発生を促進するという利点に昔のひとの知恵を感じます。手順は簡単。ポリ袋に柿を入れ、空気を抜いて口を縛り、お風呂の残り湯に浮かべます。一般的にはひと晩で甘くなるといわれますが、やはり柿の種類や熟れ具合によって異なります。ここでは湯舟をイメージして土鍋で試したところ、ひと晩で渋が抜けました。

湯抜き

渋抜き法~「ドライアイス脱渋」編

炭酸ガスを充満させて柿を窒息状態にさせ、柿の中にアルコールを発生させるという仕組みです。湯抜き法と同様、アルコールから発生したアセトアルデヒドが柿タンニンと結合し、不溶性になることで渋みを感じなくなるのです。ドライアイスが手に入りにくいため一般家庭には不向きですが、農家さんは渋柿の出荷にドライアイスを活用されています。箱詰めした渋柿の上に新聞で包んだドライアイスをのせて出荷すると、輸送中に3~4日程度で渋が抜けるというわけです。「到着後ひとつ食べて渋みが残っている場合はもう一日置いてください」という案内文とともに届きます。

脱渋

渋が抜け切っていなかったときは?

渋抜き完了の目安がないため、仕上がりの判断がむずかしい渋抜きですが、自然の恵みに手を掛けるおもしろさでもあります。味見をして渋みが残っていた場合、他の渋柿はもうしばらく渋抜きを続けます。最終的には味見をして見極めるので、渋柿は少し多めに用意すると良いでしょう。また、渋抜きをした柿は柔らかくなりやすいので早めにいただきます。切ってしまった味見用の柿は、食べやすく切ってザルに広げてドライフルーツにするのがおすすめです。少し乾いてきたら張り付かないようにオーブンシートに移します。半生でもしっかり乾かしても、お好みの食感で。やさしい柿の甘みを楽しめます。

ザル干し渋柿の簡単な渋抜き法~アルコール編

栄養いっぱい!旬のブロッコリーをフライパンで蒸す方法

ブロッコリーは全体をみて選ぶのがコツ

通年、市場にあるブロッコリーですが11月頃から出回る国産は味が深く、とても美味しいものです。ブロッコリーはキャベツと同じアブラナ科の野菜で、寒さが増すにつれて糖度が上がります。

特に旬のものは栄養価も高いので蒸して食べるのがおすすめです。蒸すと栄養を損なう事なくいただけるからです。蒸し器がなくてもフライパンで簡単に蒸すことができます。

ブロッコリー蒸す

お店につぼみを上にして並んでいるブロッコリー。どんな状態でしょうか。

「色が鮮やかな緑、傷んでいない」これは大切なポイントです。見落としがちなポイントが「つぼみが全体的にきゅっとしまっている」ことです。まるで寒さで身を縮めたような感じです。また、茎の底(地面から切り取った部分)が丸い形をしているのが理想です。茎の底は乾燥してないものがよいでしょう。

蒸し料理はシンプルだからこそ素材の良いものを選びたいですね。

フライパンで簡単!ブロッコリー蒸し方

蒸しすぎるとべちゃっとなり美味しさも抜けてしまいます。下ごしらえと水分量、時間がポイントです。

下ごしらえ

ブロッコリー下ごしらえ

つぼみ側と茎側を切り分けます。

ブロッコリー切り方

つぼみ側は小さく枝分かれしている部分に包丁を入れます。つぼみは手でやさしく分けます。大きさはなるべく揃えましょう。

※つぼみがぼろぼろに崩れてしまうのを防ぐには、つぼみ側から包丁をいれないようにします。

※大きめのブロッコリーの場合は茎側の真ん中に切れ込みを入れてから、手で割いて半分にした後、小枝を切り分けるとやりやすいです。

ブロッコリー食べやすいサイズ

茎側も食べられます。茎の皮は繊維があり、硬いので厚めに剥いてください。つぼみ側と同じ茹で時間になるように、厚さを1センチに切ります。※スティック状にしたり、乱切りにしてもよいでしょう。(茹で時間を調整してください)▲ついていた葉も食べられます

フライパンでブロッコリーを蒸す

切ったブロッコリーをざるにいれて、つぼみの中にごみが残ってないように洗います。 水をよく切ります。「歯ごたえを残す」ことが美味しく仕上げる秘訣です。

ブロッコリーフライパンで蒸す

フライパン(使ったものは直径29㎝)にブロッコリーを敷き詰めます。中央が火の通りが良いので硬いブロッコリーの茎を置き、周りにつぼみを置きます。(中〜大の大きさのブロッコリーで全体が敷き詰められました)

水を大さじ3入れます。

ブロッコリーを手軽に蒸す方法

蓋をします。

強火で2分、火を止めてそのまま蓋を取らず、2分蒸らします。

※空焚きにならないように注意してください。水がなくなってしまっても、水は足さないで火を止めて下さい。

フライパンでブロッコリー蒸し方

少し歯ごたえが残るのが丁度良いです。ざるにとり、おか上げして余熱を入れます。 ※水に取ると水っぽくなるので自然にさまします。

ブロッコリーの茎は栄養の宝庫

ブロッコリーの蒸し時間と水分量の注意点

  • 火を入れる時間
  • 火を止めた後の蒸す時間
  • おか上げしたときの余熱の入る時間

…と熱の入る時間があります。ですから火を止めた時にすでに柔らかくなりすぎていると、歯ごたえのない、べちゃっとした仕上がりになってしまいます。

ブロッコリーを蒸す時間

火をつけた後が1分半だとややかたく、3分になると柔らかくなりすぎます。今回試してみて2分が丁度良い仕上がりになりました。もし火を入れた時の時間が長くなってしまったら、その後の蒸す時間を減らして調整してください。

また、少量を蒸すときは水分量を変えてください。敷き詰める程なく、まばらに並べたときは大さじ1の水を入れてください。量にもよりますが、大さじ2入れてしまうと多すぎてつぼみが水っぽくなってしまいます。

火をつけて中の強火で2分、火を止めて蓋を取らないまま2分蒸らして、おか上げしてください。やはり火をつけて1分半では硬く、3分では柔らかくなりすぎます。

上記のブロッコリーの量に対しての水分量と時間を基本にして、ご自宅のフライパンで美味しくし上がる状態を見つけてみてください。蒸したてにオリーブオイルと塩をぱっとふっただけでおかずの一品になります。彩りに添えるだけではもっといない!旬の時期にたっぷり召し上がってくださいね。

ブロッコリーイラスト

文・写真・イラスト/ほしまさみ