無農薬ブルーベリーで酵素シロップを作る。

ブルーベリーの酵素シロップ作り方

7月半ば頃から旬が始まり、9月まで様々な品種を展開するブルーベリー。このところ、自家栽培をしている方も増え、さらに無農薬のブルーベリーを販売している直売所なども増え、無農薬のブルーベリーが入手しやすくなってきています。せっかく無農薬が手に入るので、ブルーベリーの酵素シロップを作ってみよう!と思い立ち、早速仕込んでみました。

ブルーベリーは冷凍保存で、旬のおいしさを1年中楽しむ!

酵素シロップの材料

  • 無農薬のブルーベリー:できれば2kgくらいあると良いです。
  • 上白糖:ブルーベリーの量の1.1倍(ブルーベリー2kgなら上白糖2.2kg)

酵素シロップの作り方

ブルーベリー

1.作業の前に

作業前の手洗いはお湯で念入りに。洗剤は使いません。

2.ブルーベリーの準備

ブルーベリーは水洗いをして、水気をよく拭き取ります。

3.瓶の準備

口が広く、手が入る瓶を用意します。煮沸消毒し、しっかり乾かして熱を取ります。

4.砂糖を入れます

取れたら、まず底にお砂糖を敷き、お布団を作ります。

5.ブルーベリーを入れます

お砂糖を敷いたら、ブルーベリー、お砂糖、ブルーベリー、お砂糖の順に重ねていきます。

6.砂糖で蓋をします

最後にお砂糖で蓋をします。(2kgの場合は200gのお砂糖を蓋用だと思ってください。)

発酵し膨張するので瓶の蓋をしてしまうと中の空気の逃げ場がなくなってしまうので、ガーゼなど通気の良い布で蓋をしましょう。

このまま2日ほど放置します。するとお砂糖が溶けて、果汁と馴染んできます。ここから、毎日手を突っ込んでかき回していきます。手は毎度作業前に洗剤を使わずお湯で念入りに洗ってくださいね。

気温にもよりますが、一週間ほどでお砂糖のザラザラがなくなり、しゅわしゅわと泡が立ってきます。これが発酵の証拠。ぬか床と同じように毎日一回か二回、しっかりと底から素手でかき混ぜます。これを怠ると発酵が進まなかったり、カビが発生してしまったりします。腐敗と発酵は背中合わせ…。酵素は生き物ですから、毎日きちんと面倒を見てあげましょうね。

気温にもよりますが、暑い時期なら二週間ほどで出来上がります。(連日猛暑日が続くようだと発酵が進みすぎるため仕込みには向いていません。天気予報などで先の気温チェックも忘れずに!)しっかりしゅわしゅわしてきたら、ザルなどで濾して、シロップは瓶などに入れ、冷蔵庫で保管しましょう。ここからも発酵が進むので、蓋は緩めにしておいてください。

つくるときのポイントはお砂糖と素手。

まず、お砂糖は「せっかくだからいいものを」と思いがちですが、質の良いお砂糖(きび砂糖など)はミネラルが発酵の邪魔をしてしまうので適しません。ミネラルの少ない上白糖を使いましょう。上白糖はシロップができる過程で、ショ糖からブドウ糖に変わっていきますので、健康への害は心配いらないと言われています。(ただし、糖分であることには変わりないので摂り過ぎには注意です。)

ブルーベリーは水洗いをして、水気をよく拭き取ります。そして、酵素シロップを作る際に大事なのは掌に存在する常在菌。これが発酵の素となります。普段「除菌!除菌!」と、洗剤を使って念入りに手を洗ってしまいがちですが、そもそも人間は菌と共に生活し、菌によって体を守っています。大事な常在菌を失わないように普段から気をつけていたいものです。酵素は、素になった常在菌の主の体に一番合います。しっかりと、掌の常在菌をシロップに仕込んでいきましょう!

今回私はブルーベリ-1kgで仕込みました。もし自家栽培などで多量に入手できる場合は多めに仕込んでみてください。

酵素シロップの使いかた

ブルーベリー酵素ジュース

酵素は熱に弱いので、お湯で割ったりすると死んでしまいます。お水で薄めて飲みましょう。暑い日に炭酸で割って飲むと最高に美味しいです。朝起きてまず一杯。コップいっぱいのお水に大さじ一杯ほどを溶いて飲みます。お食事の前に飲むのがポイント。消化の促進にもつながるので、ダイエット効果も大いに期待できます。

さらに、日中少しずつ摂取するなら、500mlペットボトル一本の水に対してやはり大さじ一杯ほど、薄めに作って持ち歩き、こまめに少しずつ飲みます。この間にも発酵は進むので、あまり気温の高いところに放置するなどはやめたほうが良いでしょう。

シロップを濾した酵素カスと言われる実の部分ももちろん使えます。ヨーグルトに入れたり、パンやケーキを作る時に練り込んだりと、無駄なく使えます。柑橘などで作るなら入浴剤としても利用できますよ。まだまだ残暑厳しい日が続くと思われます。ブルーベリー以外の材料でも作り方はほぼ同じですので、ぜひご自宅で作ってみてくださいね。

栄養を逃がさない「あく抜き」でごぼうを美味しく

ごぼうを食べる下ごしらえ

煮物、きんぴら、サラダなど、一年を通して美味しくいただける「ごぼう」は、美容と健康の強い味方。根菜類の中でも特に食物繊維が豊富なことが知られており、便秘や腸内フローラの改善にもよいと言われています。

古くから薬膳としても取り入れられている上、現代では「ごぼう茶」がダイエットやむくみ対策として話題になるほど、ごぼうの栄養効果は高く評価されています。そんなごぼうの栄養効果を最大限に生かしながら、美味しく調理するための、あく抜きの方法をご紹介します。

ごぼうあく抜き

ごぼうをあく抜きしても、栄養素をできるだけ残したい

ごぼうのあく抜きの目的は、えぐ味や雑味、土っぽさを取り除くことに加え、変色を防ぐ役割もあります。ごぼうは、切ると途端に変色が始まってしまいます。これは、切ったごぼうが空気に触れて酸化が始まってしまうためです。黒ずんだ色が気になる場合は、まな板の脇に水の入ったボールを用意しておき、切ったそばからボールへ移していくようにしましょう。

ごぼうのあく抜き

ごぼうを漬けたボールは放っておくとあっという間に水が茶色くなっていきますが、これは、あくによる変色ではではありません!この変色はポリフェノールが溶けだしているから。ワインやコーヒーに多く含まれるポリフェノールは「抗酸化作用」「抗菌作用」「疲労回復」など健康と美容によい栄養素。水に漬ける時間が長くなると、その分ポリフェノールが溶け出てしまいます。あく抜き時間は2~3分を限度に、さっとザルにあげて調理しましょう。

また、ごぼうを煮物などにするため長時間調理する場合、下処理であく抜きをしても、煮ている間に再びあくが出てしまう場合があります。そこで、煮物の具として使う際は、米のとぎ汁でごぼうを下茹でする事をオススメします。ごぼうを浸した米のとぎ汁を、冷たい状態から火にかけ、沸騰させて1~2分ほど茹でます。下茹でする事でごぼうが柔らかくなるのに加え、この方法で十分なあく抜きができるので、調理中にあくが出てしまうのを防げるのです。

季節によって変わるごぼうの味わいを楽しむ

ごぼうの旬

ごぼうの旬は「秋の終わりから冬」と言われていますが、実は一年中美味しくいただくことができます。冬のごぼうはしっかりと固く、うま味の濃いのが特徴で、春から夏のごぼうは柔らかくあっさりした味わいです。上手に調理して毎日の食事に取り入れ、季節ごとの違いを楽しみたいですね。

文・写真/コバヤシミズキ

レンコンのアク抜きは必要?不要?上手な「アク」との付き合いかた

レンコンのアク抜きは必要?不要?

レンコンと言えば、食感も楽しく、穴が空いた形状から“先の見通しがつく”という縁起のよい食材としておなじみですよね。レンコンには、豊富な食物繊維とビタミンC、ポリフェノールが多く含まれます。レンコンのポリフェノールは、食品の渋みやえぐみの素でもある「アク」と呼ばれ、空気に触れることで茶色く変わってしまう特徴があります。「アク」は栄養素であり、味わいでもある―-いわば“食材の個性”とも言えますね。

レンコン

料理の仕上がりをイメージしてアク抜きを選びましょう

レンコンのあく抜き

結論から言えば、色や味にこだわるならアク抜きをして、栄養のためならアク抜きをしないことをお勧めします。また、収穫の時期にもよりますが、新鮮なものほど、アクは強くありません。

レンコン

アク抜きは簡単です。レンコン一節(約200g)に対し、水500ml・酢を小さじ1入れたものに5分程度さらします。なければレモン果汁でも代用できます。酢は、ムチンと組み合わさることで、シャキシャキとした歯ごたえがさらに増し、変色を防ぐ効果があります。ただ、アクの栄養分は水に溶けやすい性質があるので あまり時間を置かないように注意しましょう。

アク抜きは、サラダ・なます・きんぴら・てんぷらなど彩りや食感を意識した料理に適しています。醤油などで味付けや、ホクホクした煮物や、ハンバーグのタネなどに用いるのなら、変色や食感は気にならないのでアク抜きは不要です。

シャキシャキのれんこんのきんぴらをつくる

欲張りさん必見!アク抜きせずに、変色を押さえるコツ

それでも、栄養をそのままに、色留めも可能な限り―と、望む方には、料理の後半にレンコンを登場させることをお勧めします。すり下ろして調理する団子などは、先に混ぜ合わせる具や調味料を準備しておく、サラダ料理などにはスライサーをお湯の上で直接行うなど空気に触れる時間をできるだけ短縮することもポイントです。レンコンの調理法に合わせて、上手に個性を活かしたいですね!

レンコンレシピ

(文・写真/正野美雪)

じゃがいものゆで方を工夫して、甘みを引き出す

じゃがいもをもっとおいしくする秘訣

一年を通して食べられるじゃがいもは、食卓に上る頻度が高い野菜のひとつですね。肉じゃが、ポテトサラダ、コロッケ、じゃがバターなど、さまざまな料理で活躍するじゃがいも。しかし、ゆでた時に芯が残ってしまったり、なんとなく臭みを感じたり、思ったほど甘くなかったり…そんな経験はありませんか。甘くてホクホクの食感に仕上げるには、ゆで方にちょっとしたコツが必要です。じゃがいもの基礎知識として覚えておけば、じゃがいも料理がもっとおいしく楽しくなりますよ。

じゃがいものゆで方

じゃがいもをゆでる時のひと工夫

じゃがいものゆで方のコツとして、「水からゆでる」ことをご存知の方は多いかもしれませんね。ではなぜ、水からなのでしょう。それは、低温からじっくりゆでることで糖分が増し、甘みとコクが出るからです。また、高温でゆでると、中心まで火が通る前に表面が煮崩れてしまいます。水から弱火でじっくりゆでること。これがじゃがいものゆで方の基本です。大きさにもよりますが、以下の方法を参考にしてみてください。
(ゆで時間は、種類や大きさによって調整してください)。

じゃがいもの基本の茹で方

じゃがいもゆでる方法

・土をしっかり洗い流し、皮つきのままかぶるくらいの水と一緒に鍋に入れ、火にかける。
・沸騰する直前で弱火にし、30~40分ほど茹でる。
・竹串を通して、中までやわらかくなっているか確かめる。
・皮は熱いうちにむくと、むきやすい。

じゃがいもを茹でるとき皮はむかない

ゆでる前にじゃがいもの皮をむいてもいいの?

じゃがいもの皮は、むいてからゆでるのと、むかずにそのままゆでるのと、どちらがよいのでしょう。香川の臼杵農園さんに聞いてみました。

「じゃがいもに限らず、にんじんなどの根菜類もそうですが、皮には抗菌作用のあるポリフェノールなど、人間にとって大事な栄養素が含まれています。そのため、皮からゆでることがおすすめ。新じゃがは皮まで食べてくださいね。普通のじゃがいもも皮まで食べてほしいけど、皮がごわごわするので、むいて食べた方がいいかもしれませんね」。

栄養価とホクホクの食感のためには皮ごとゆでたいところですが、料理によっては皮をむいてからゆでることもあるでしょう。その時は、時間をかけると煮崩れるため、中まで早く火が通るよう適当な大きさに切り、沸騰した湯からゆで始め、弱火にして10~15分くらいでゆで上げます。少し硬めかな、と感じても、火を止めてそのまま湯の中に10分ほど浸けておくと、崩れずやわらかくなりますよ。

文・写真/Loco共感編集部 後藤菜穂

熊本の郷土料理、辛子蓮根にチャレンジ!

蓮根の旬は秋

新蓮根の季節がやってきました!蓮根の産地といえば、茨城、霞ヶ浦が有名ですが、西日本や九州でも多く作られています。9月の終わりから10月にかけて新蓮根が出てきます。ここから年末、お正月料理の準備で収穫はピークを迎えます。

秋の新蓮根は比較的さっぱりとしていて柔らかく、寒い冬になると粘りが増します。今日は、さっぱりシャキッとした新蓮根を使ったお料理をご紹介したいと思います!

熊本を応援したい!

熊本城

2016年4月、大きな地震が熊本を襲いました。地震の影響は激しく、地盤の沈下や歪み、亀裂、崖崩れ、そして建物の倒壊・・・。様々な被害をもたらしました。私は6月と9月に、少しだけ、震災のお手伝いに熊本を訪れました。被災した街や山々を見て、心が痛みました。それと同時に、素晴らしい自然と人々の生活に大きな魅力を感じ、この豊かな土地を後世に伝えていきたい、そんな気持ちになりました。食文化も同じです。郷土の料理を伝えていく。これも大切なことだと思っています。

熊本南阿蘇

そういうわけで、熊本のお料理に挑戦してみます。旬の新蓮根を使って熊本の郷土料理、辛子蓮根を作ります。ちょっと手間がかかります。でも作業が楽しい!お味噌を詰める作業はお子さんに手伝ってもらっちゃいましょう。サクッとした食感を出すにはやはり新蓮根。早速作ってみました!

辛子蓮根の作り方

辛子蓮根の材料*(分量は目安で…)
蓮根  3~4ふし
酢   ほんの少し
白味噌 100g
からし お好みに合わせて
卵   味噌用、天ぷら粉用と合わせてL玉一個くらい)
みりん 少々
パン粉 200gくらい
小麦粉 適宜
ウコンの粉 少々

辛子蓮根のレシピ
蓮根の下ごしらえをします

れんこん下処理

蓮根の泥を水でよく洗い流して端を切り、皮をむきます。皮をむいた蓮根は変色を避けるため、酢水に浸けておきます。お鍋に蓮根と、蓮根がすっぽりかぶる程度の多めの水を入れ、こちらにも酢を少し垂らします。お鍋を火にかけ、沸騰したら5分ほどで蓮根を取り出し、水を切って冷まします。

辛子味噌を作ります
本来は白味噌を使いますが、今回は熊本の合わせ味噌を使ってみました。麦が入っているので、少し甘みがあります。お味噌、辛子を合わせてお好みの辛さに。辛いのが好きな方は辛子を多めに、苦手な方は辛子を少なめにして、みりんを多めに使ってみましょう。ここにパン粉を混ぜ、ゆるくならないように調整します。つなぎに溶き卵を少々入れますが、こちらもゆるくならないように気をつけます。写真のように、しっかりとお団子が作れるくらいの硬さがあったほうが崩れにくいので、パン粉の量で調節してみてください。

味噌の準備

蓮根に味噌を詰めます
これが一番楽しい作業です!ペーパーでよく水気を拭いた蓮根の片側から、指で押し付けるように味噌を詰めていきます。するすると入ってしまうようなら緩すぎますので、パン粉を足して固さを調節しましょう。穴の反対側から味噌がにょきっと出てきたら、さらに反対側から詰め、両側の余った味噌を拭き取ります。ここで、しばらく寝かせます。

蓮根に味噌を詰める

揚げます!
味噌を詰めると余分な水分が出てきます。ここで丁寧に水分を拭き取るのがポイント!水分が残っているとうまく衣がつきません。最後の盛り付けでがっかりしてしまうので、ここは丁寧に。まず、全体にしっかり小麦粉をまぶします。小麦粉、卵(少々)、ウコンの粉を混ぜ、水で固さを調整しながら少ししっかり目の天ぷら粉を作ります。練りすぎないように注意!

衣をつける

小麦粉をまぶした蓮根にウコン入りの天ぷら粉をしっかりつけ、180度の油で揚げます。余分な味噌をきちんと拭き取らなかったり、衣がしっかり付いていなかったりすると、お味噌が焦げてしまいますので気を付けましょう。

辛子蓮根を揚げる

きつね色になったら油から上げます。これをしっかり冷まします。冷えたら薄く切って完成!

辛子レンコン

ツーンと辛子の効いた蓮根をシャキッといただきながら、ビールを頂く。そんな秋の夜長はいかがでしょうか?

熊本への愛を込めて。

大根の漬物“たくあん”は、日本が生んだ保存食!

大根を美味しく保存、たくあんの歴史

日本には、大根を美味しくいただくための保存食 “たくあん”があります。核家族が増えた現代、食卓にたくあんが並ぶことも少なく、学校給食などで初めて口にするお子さんもいるとか。家庭でも、小さい頃から色んな味や食感に出会えると良いですね。

江戸後期の文献「南総里美八犬伝」の著者、滝沢馬琴も常食していたという、たくあん。その時代、自家製のたくあんを作る場合は、干し大根を購入し加工されました。良く干し上げた大根を、塩・米糠・調味料などで直接樽に漬けて保存し作られていたと言われています。

大根の保存食

その後、たくあんの需要が増えた昭和期には、収穫後干すことなくすぐに漬け込む製法も生まれました。食べる時期に合わせて、塩や米糠の比率を変えるなど手の込んだ昔ながらの作り方は、それだけに懐かしさと味わい深さを感じます。

知ってトクする!たくあんの効能

たくあんと言えば、あの「ポリッ」とした 歯ごたえですよね。しっかり噛むことで顎の咀嚼力がアップ!お子さんにとって噛むことは、脳が刺激され活性化するだけでなく、唾液が分泌されることで虫歯や歯周病の予防にもなるので、成長期にはありがたいメリットです。

また、栄養面では たくあん1本(約90g)に、0.19mgのビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、ご飯の糖質を代謝することでエネルギーに変えるので、食事にたくあんの組合せは、まさに理想的。少量でも満腹感を得られ、食物繊維も豊富なので 美容と健康にも期待できます。そして、何と言っても発酵食品ならでは 植物性乳酸菌で悪玉菌を退散させる麹の力“免疫力”。これは、言うまでもありませんね。

これなら食べやすい――たくあんのアレンジレシピ

お子さんのたくあんの印象は、独特の酸味と米糠の香りではないでしょうか? そこで、切り方や調理法などを工夫すると良いでしょう。

たくあんアレンジ

好きな具材と一緒に、定番のチャーハンでいただくこともおススメです。ポイントは食べやすく小さくカットしたたくあんを、フライパンで先に炒め水分を飛ばしておくことです。香り付けに胡麻油を使っても良いですね。

たくあんチャーハン

我が家では、マグロ・納豆・オクラを同様にカットして山芋をスリおろし、漬け丼風にしていただきます。好物と上手になじませて、楽しい食感を楽しめれば もう気がつけばたくあん好きになっているかもしれませんよ!

文・写真/Loco共感編集部 正野 美雪

国産ライムが愛媛県忽那諸島二神島から届きました。

国産ライムを入手!ライムの産地とは?

愛媛県、忽那諸島二神島から無農薬のライムが届きました。
忽那諸島は日本屈指の柑橘生産地、そして二神島は日本一のみかん島、中島の南西側に位置しています。忽那諸島は温暖な気候と、日照時間の長さなど、地中海の気候によく似ており、柑橘の生産に適切な環境を持つ地域なのです。最近はよく国産レモンを見かけるようになりましたが、まだまだ国産ライムに出会うことは少ないのではないかと思います。

ライムの産地

ライムの産地は東南アジアやメキシコ、カリフォルニアなどが主で、日本で流通しているものはほとんどがメキシコからの輸入品です。国内ではダントツ愛媛県がトップ。しかしながら流通量は極少です。その希少な国産ライムをしかも無農薬で購入できるというのは本当にありがたいことですね!

国産ライムの生産者さんにインタビューしてみました

ライムの特徴

他の柑橘と比べて気を使うことはなんですか?
いちばんの特徴は「旬が短い」ことでしょうか。ライムの出荷時期9月から11月までの2ヶ月間に限られています。それに対して、消費者がライムを使いたいのはほぼ一年中ですからね!遅らく、消費者さんの中でライムの旬を把握しておられる方は極めて少ないでしょう。ライムは実が熟してしまうと香りも甘くやわらかくなってしまいます。やっぱりライムに求められるのは、青くてキリッとした若々しい風味ですからね。収穫してから、出来るだけはやく出荷するよう、鮮度に気を使っています。(ちなみに、ライムは旬を過ぎると他の柑橘と同様黄色くなります。黄色くなってしまうとライムとしての商品価値はなくなってしまいます。)

輸入のライムがほぼ年中出回っているのは、気候の条件に加えて、皮が厚めで冷蔵保存に向いているのです。それに対して国産ライムは、比較的皮が薄くて果汁が多い。なので、熟しやすい!出荷のタイミングや保存方法など、気を使わなければならないことが多くあります。

国産ライム

ライムの収穫は、ミカンや他の果物にはない特別な時間

ライムの生産現場で、楽しいことは何ですか?
一番の特徴は、収穫時の幸せ感!畑に入った時にはさほど気付かないけれど、一個ライムをもいだ瞬間に、枝の切り口からあの若々しい香りが「ふわっ」と立ち上がります。なんと、ライムって、枝や葉っぱをちぎった時に果実と同じ香りがするのです!(これは、レモンでも同様です)だから、収穫中は常にライムの香りに包まれながら。作業中ずっと幸せな気分にひたっていられます。これはミカンや他の果物にはない、特別な贅沢ですね!

ライム生産で大変だと思うことは?
そんな幸せなライムだけれど、粒がゴルフボールくらいとかわいい大きさ、なので・・・もいでも、もいでもカゴがいっぱいにならない。箱一杯収穫するのに、普段の倍以上の時間がかかります!あとは、その収穫後のライムの管理。先ほどのとおり、すぐに熟し易いので、出来るだけ低温でかつ光にあたらないで。それでいて、風通しもよい、という場所を倉庫に確保します。畑に残したライムも、天気によっては熟成が進むので、早く収穫してすぐに出荷したいという反面、出来るだけ畑に置いて長い間出荷したい、といったジレンマがあります。

ぬか漬けってそもそも何?ぬか漬けの歴史と伝統

野菜の栄養と美味しさを増やす伝統の味・ぬか漬け

日本は世界でも有数の発酵大国です。発酵とは、微生物という目に見えない小さな生き物が、食材を人間にとっても有益に変化させる働きのこと。味噌、しょうゆを始め、日本には日本独自の発酵に関わる食品があふれています。その「発酵食品」の中で実は手軽に手作りできるのが「ぬか漬け」です。最近では野菜はサラダでとれるから、または塩分が高いから、という理由でぬか漬けを食べない人が増えています。

ぬか漬けにはその地域ごと、または作り手ごとに特色があります。その地域ならではの気候風土、作り手の思いや好みによって味や食材が多岐に広がっています。その土地に棲む微生物の働きによってうまみが生まれ、心身ともに人間によい作用をもたらします。まさにぬか漬けは、先人が生み出した知恵であり、次世代につなげていきたい日本の伝統食です。

菌活、発酵美食、発酵美人、醸せ師….等々、近年は発酵に関するキーワードがSNSでも賑わいをみせており、美容や健康のために普段の食事に摂り入れてみようと思っている方も多いのではないでしょうか?今回はまず「ぬか漬け」とは何か?から学んでみましょう。

ぬか漬けとは?

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日本国内で、ぬか漬けという言葉を聞いたことのない人は少ないかもしれません。ただ、ぬか漬けという言葉を聞いたことがあるだけで、実際にはどのようなものなのか知らない人は多くなってきています。
広辞苑によると「ぬか漬け」とは
ぬかに塩、水などを混ぜて野菜類を漬けること。また、そのようにした漬物。ぬかみそづけ。
と記させれています。「ぬか」とは「米糠」のことで、玄米を精米して白米にする際、削ってしまう米の外皮を指します。

残念ながら「発酵」や「乳酸菌」とまでは明記しておりません。「ぬかみそ」とは、ぬかに塩水などを加えて練ったもののことで、それを壺などの容器に詰めることで「床」ができ、野菜を保管しておく「ぬか床」と呼ばれるものになったと推測することができます。野菜類には乳酸菌や酵母等の微生物がついています。米糠はそれらのエサの宝庫であるため、増殖を繰り返すことができます。その増殖の中で、人間によい影響を与える成分がたくさん生まれ、野菜そのものの栄養価も高められるのです。その微生物が織りなす一連の働きを「発酵」と称し、野菜の保存食として最適でもあるため今日まで受け継がれてきました。

ぬか漬けの歴史

漬物は、今から2000年ほど前の大和朝廷時代にはあったとされています。もともとは塩漬けをした野菜を保存するだけでしたが、奈良時代になると、「須須保利(すずほり)」という漬物が登場します。今では存在していない漬物で、穀物や大豆を臼で挽き、それに塩を加えて漬け床を作り、カブや葉菜類を漬けたものです。これが「ぬか漬け」の原型と言われています。

奈良時代になると、漬物も多彩に広がりました。醍醐天皇の延喜5年に編集が始まり、25年目の延長8年(930年)に進献された『延喜式』には、塩漬、醤漬、かす漬、楡木(ニラギ)、須々保利、搗(ツキ)、荏裹(エツヅミ)の7種類が記載されています。米糠の一番古い記述は、734年(天平6年)の正倉院文書の尾張国正税帳に記されていますが、延喜式には漬け床にはまだ米糠は使われていないようです。

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色々な野菜や食材を漬けるようになったのは、漬け物文化が広がりだした平安時代だといわれています。一般庶民が広く季節に応じた野菜や果物やそのほかの食材を、塩や味噌に漬けるようになったのです。

では、いつ頃米糠を漬け床として使用する習慣が生まれたのでしょうか。実はそれは定かではないのです。ぬか漬けの中でも代表格「沢庵漬け」の考案者・沢庵和尚は1573年生まれなので、その時代には米糠は漬け床として使用されるようになっていたというのははっきりしています。そして、発祥の地は北九州と言われています。北九州小倉城藩主である「細川忠興」が「ぬか漬け」を食べ、城下の庶民にもぬか漬けとして広めたそうです。その頃には白米の普及とともに、米糠が大量に出回りました。ビタミンB1が不足する江戸時代では脚気が流行り病でしたが、ビタミンB1を豊富に含むぬか漬けはまさに救世主。その効果効能が後押しになり、一気にぬか漬けが広がったのです。

最後に
ぬか漬け発祥の地である福岡県北九州市の小倉城近くには、八坂神社があり、日本で最も古いといわれるぬか床があります。その歴史は約400年、古い歴史を持っています。世代交代をしてもなお、毎日きちんと手入れをしてきたのでしょう。ぬか床、ぬか漬けに対する愛情深さを感じます。栄養もあって、日本人が大好きなお米の香り、そして食べるとほっとする、ぬか漬け。まずは買ってみてご飯のお供にいかがでしょうか?

ぬか床の作り方、基本編!

干しシイタケの戻し汁はうまみの宝庫!

干しシイタケは冷蔵庫で戻そう

干し椎茸

年中入手しやすく、保管もしやすい乾物の「干しシイタケ」。便利な食材ながら、扱い慣れない&戻す時間が面倒なのがたまにキズ。戻した干しシイタケだけでなく、戻し汁までおいしく頂く方法をご紹介します。

干しシイタケのうまみ成分「グアニル酸」のもとになる「リボ核酸」。これが一番出るのは、5℃前後の水温の時です。10度~40度の常温だと、戻しながらリボ核酸がグアニル酸に変化した直後に壊れてしまうんだそうです。5℃前後の水温=冷蔵庫の中、がベスト。
お湯の中の方がはやく戻りそうだし・・・と、温かい水で戻したくなりますが、どこはぐっとがまん。忙しい人は写真のように、すでにカットされた状態で干したものを使うのがおすすめ。(私もよくこちらを使います)これだと、1~2時間で使える状態になります。

椎茸の戻し汁

密閉できる容器に干しシイタケを入れ、ひたひたにお水を入れてフタして冷蔵庫へ。
密閉できる容器がなければ、適当な器にラップでもOKです。

干しシイタケの戻し汁、活用レシピ

干しシイタケの戻し汁、最高においしく頂くコツは「一気に過熱する」こと。45℃~60℃では、うまみ成分のグアニル酸が別の物質に変わってしまいます。60℃~80℃で20分くらい過熱するのがベスト。スープのベースだしや、炊き込みごはんの水の代わりに戻し汁を活用すると、上手にリボ核酸がグアニル酸に変わり、味わい深い旨味が楽しめます。戻し汁が大活躍する、戻した干しシイタケと一緒に楽しめる一品をご紹介します。

和食には干しシイタケ

干しシイタケを食べつくす!中華おこわ

中華おこわ材料(4人分)

・もち米:2合
・米:1合
・具の野菜:適宜
今回は人参・豚肉・きくらげ、たけのこを入れています
・干しシイタケ:ひとつかみ(戻してあるもの)
・戻し汁:カップ1
・水:カップ1
※ゴマ油:大さじ1.5
※オイスターソース:大さじ1.5
※しょうゆ:大さじ1
※砂糖:小さじ2
※酒:大さじ1
※鶏がらスープの素:小さじ2
※塩:ひとつまみ

中華おこわの作り方

①もち米・米を研いでざるに上げておく
②野菜を千切りに
③もち米・米→野菜の順に重ね、戻し汁と水、(※)の調味料を入れて炊く。

中華おこわ

材料だけ用意したら、あとはいれて炊くだけ!しいたけの味わいが全体をおいしく包み込み、パーティーなどにも華やかで喜ばれる一品です。子どもたちも大好物!ぜひお試しください。

夏野菜の名残を楽しむ《栄養満点、ゴーヤ編》

ゴーヤは緑のカーテン

「今年は猛暑!」と言われ構えていたものの、それほど酷暑を味わうこともなく夏が過ぎていく…と、感じているのは私だけでしょうか?とは言っても、近年の気温上昇には辟易しますね。子供の頃は気温30°Cを超えると大騒ぎをしたような気がしますが、30°C超えなど当たり前、連日35°C以上を記録し、夕方にはスコールが降り、まるで日本がどこか別の国になってしまったようです。そんな猛暑対策として数年前に流行った「緑のカーテン」。皆さんはご自宅で育てていますか?

夏野菜ゴーヤ

我が家では毎年、ゴーヤの蔓が窓際の熱を和らげてくれています。目にもやさしく、一歩外に出れば灼熱の日差しが痛い日も、ゴーヤの間を風が通ると室内はとても爽やかです。ところがひとつ悩みが。このゴーヤ、いつまででも採れてしまうんです。ゴーヤちゃんぷるや天ぷらも飽きたし。そんな時に便利な多めのゴーヤを一気に消費する美味しいレシピをご紹介します。

ゴーヤの佃煮風

実はこれ、仲良しの八百屋さんに教えてもらったレシピの再現なのです。早速、作ってみました!

ゴーヤの佃煮風材料
ゴーヤ 2〜3本
かつおぶし たっぷり
お砂糖 スプーン一杯くらい
お醤油 ひとまわし分くらい
みりん 少々
塩もみ用の塩少々

ゴーヤの佃煮風作り方
まず、ゴーヤを二つに割ります。

絵

ワタは指で簡単に取れますので、きれいにとってしまいましょう。

ゴーヤ

これを細く切ります。切ったゴーヤは軽く塩もみし、さっと水にさらします。これをしておくと、苦味が和らぎます。

ゴーヤの下処理

フライパンにゴマ油を熱し、ゴーヤを投入。ある程度、火が通ったらお砂糖を少々入れ、炒めます。ここに浸るくらいのお湯を注ぎ、沸いたらお醤油をひと回し、鰹節をたっぷり加えます。水分がなくなるまで箸で混ぜながら炒め、最後にみりんを少々加えます。甘さ、辛さはお好みで調節してくださいね。
これをあったかいご飯に乗せて食べます。ゴーヤの苦味がニガテな方でも大丈夫!ほんのり程度の苦味が良いアクセントになり、いくらでも食べられてしまいます!
*ご飯の食べすぎ注意!!

ゴーヤのレシピ

さすが八百屋さん、誰にでも簡単にできて、しかも余ったお野菜などを上手に消費する美味しいレシピをたくさん紹介してくれます。困った時は八百屋さんに聞いてみると良いですね!

ゴーヤの栄養

ゴーヤは栄養の宝庫です。食物繊維、カルシウム、鉄分が豊富。そして、βカロチン、ビタミンCもたっぷりです。ベータカロチンは油との相性が良く、ビタミンCは熱に強いので、炒め物や今回ご紹介した佃煮風はこゴーヤの強みを活かしてくれると言っても良いですね。食物繊維や鉄分が多いのは女性にとって嬉しいですが、ゴーヤには身体を冷やす成分もありますので、食べ過ぎには注意が必要です。昨今、残暑が長く厳しいですが、夏の残り野菜ゴーヤで乗り切りましょう!