ロマネスコの特徴を知って、サラダで美味しくいただきます!

ロマネスコを美味しく食べよう

ロマネスコという野菜をご存知ですか?
今回ご紹介するお野菜は、ロマネスコ。アブラナ科のお野菜で、イタリアではBroccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ)の名で古くから親しまれていいます。日本での呼び名である“ロマネスコ”はこちらが由来しているようです。また、小さなつぼみが密集して形作っている姿がまるでサンゴのような形状をしているため黄緑サンゴと呼ばれたり、ブロッコリーとカリフラワーの中間のようなお野菜なので、カリブロと呼ばれることもあります。

ロマネスコ

ロマネスコの特徴

ロマネスコはどんな味?

ロマネスコはブロッコリーやカリフラワーと同様に、花蕾部と芯(茎)の部分に火を通して食べるのが一般的です。花蕾部はコリコリとした歯ごたえのある食感がカリフラワーによく似ています。味はブロッコリーに似ていますが、ブロッコリーのような独特な青臭さがなく、甘みが強いのが特徴です。芯(茎)の部分はブロッコリーやカリフラワー同様、厚めに皮をむいて食べますが、花蕾部と比べると柔らかく、ブロッコリーの芯によく似た食感&味わいです。

ロマネスコはどんな食べ方がおすすめ?

ロマネスコは、基本的には加熱調理で熱を通して食べるお野菜です。調理方法は、茹でる・煮る・炒める・揚げるなど、いずれの方法でも美味しく食べることが出来ます。花蕾部は、せっかくの美しい幾何学模様のような形と淡いグリーンの色が楽しめる調理法がおすすめです。花蕾部分がバラバラになってしまわないように、小房に分けるようにカットするとよいでしょう。あれば、包丁よりも、刃先が細くとがっているペティナイフを使うと、この時、包丁よりも刃先が細くとがっているペティナイフを使うと作業がしやすいですよ。

花蕾部をカットして、芯の部分が出てきたら、厚めに皮をむくと、やわらかで瑞々しい部分がでてきます。こちらは3~5ミリほどの薄さで、食べやすい大きさに切りそろえましょう。

ロマネスコのオススメレシピはやっぱりサラダ!

ロマネスコレシピ

ロマネスコの美しい形を楽しむ料理となると、やはり一番はサラダでしょう。さっと塩ゆでし、好みのドレッシングでいただきます。グリーンリーフ、ニンジン、カブなど、旬の好みの野菜をあれこれ盛り合わせると、見た目がカラフルなだけでなく、栄養価もアップします。また、シチューなどの冬の定番煮込み料理に入れる際は、茎の部分は他の野菜と一緒に煮込み、花蕾部は別茹でしておいて、直前に加えるとよいでしょう。

玉ねぎは冷蔵庫で保存できない!正しい玉ねぎの保存方法

玉ねぎは長期保存できる

玉ねぎは他の野菜と比べて長期の保存が出来るので重宝するお野菜です。スライスしてサラダを作ったり、カットしてスープに入れたり使い方も多彩で、食卓を彩ります。そんな便利な玉ねぎですが、あまりに長い間保存して「この玉ねぎ大丈夫かな?」と気になったことはありませんか?

玉ねぎの賞味期限を確認する方法

玉ねぎの保存方法

香川の臼杵さんに、食べることが出来ない玉ねぎの見分け方を教えてもらいました。
買ってから時間が経過してしまったな、と感じる玉ねぎがたまにありますよね。そんな玉ねぎをは次の2つのポイントで、まだ使える玉ねぎか確認してみます。

◎ 手で持った時に柔らかい
◎ 上端をカットし強く握った時液体が出る

このポイントどちらかに当てはまる玉ねぎは食べれません。当てはまらない玉ねぎは普通に食べることが出来ます。玉ねぎはきちんと保管をすれば2ヶ月程度は保存可能なお野菜です。
保存した玉ねぎの方が、水分などが抜けて、甘みがどんどん強くなります。さらに、保存で固くなった一番外側の皮は、スープなどに入れると美味しい出汁が出るとのこと。

正しい玉ねぎの保存方法

玉ねぎは湿気に弱いので、保存のキーワードは乾燥。何気なく、玉ねぎを冷蔵庫に入れてしまう人も多いのですが、冷蔵庫での保存はおすすめ出来ません。なぜなら、あまり知られていませんが、冷蔵庫の湿度は90%前後あります。玉ねぎを冷蔵庫で保存するのは、わざわざ湿気にさらすことなので注意が必要です。

玉ねぎは、常温で風通しが良く日の当たらない場所での保存が鉄則です。ネットなどに入れて一つ一つが重ならないように保存するのが長持ちする秘訣です。ネットが無い場合は、新聞紙など湿気を吸い取ってくれるものに包んで入れるといいでしょう。袋に入れて保存すると、玉ねぎの水分で湿気がこもるので避けた方がいいでしょう。最後に、使う順番も一工夫。小ぶりな玉ねぎの方が長持ちするので、大きい玉ねぎから食べるのがおすすめです。

地域に貢献し、地域に支えられ、力強く農業を営む/香川・小豆島 西口千里さん

専業主婦からみかん農家への転身

結婚してから長らく専業主婦だったという西口千里さん。夫が家業を継ぐために夫妻で小豆島に移住してからは、一人で家庭菜園を楽しんでいました。あくまで趣味ではじめた家庭菜園。しかし、その姿をみた地域の人から「うちのみかん園地も使ってほしい」と声がかかります。高齢になり作業が困難になったみかん農家が、園地の管理を西口さんに託したのです。「やるかどうか、最初は悩みました。みかんを栽培するには、資材も揃えないといけませんから。でも、実家の父に相談すると”やってみたらいいじゃないか”と言われて、挑戦することにしたんです」。偶然にも、実家がみかん農家で、子どもの頃は収穫を手伝っていたという西口さん。「まさか、小豆島で私がみかんを栽培することになるとは思ってもみませんでした」と笑います。

西口

そんな西口さんを信頼してか、地域からは園地を預けたいという申し出が増え、栽培面積がどんどん拡大。「そこまでやるなら利益を取るほうがいい」という周囲からのアドバイスもあり、5年前に完全就農しました。託される園地のなかには、荒廃地になる寸前のものも多いですが、時間をかけて回復させ、出荷ができる状態にまで育ててあげてます。

西口

地域ぐるみのサポートが心強い

実家が農家とはいえ、農業未経験での挑戦。はじめのうちは、資材など重いものを持ったり、機械を操作したりするのにも苦労したそう。ただ、栽培で困りごとがあるたびに、農業改良普及センターやJAの職員に相談できる環境がありました。「この辺りは家族経営の小規模農家が多いので、農業の指導員も私たち一人ひとりをすごく気にかけてくれているんです。私がいなくても園地を見回りに来てくれて、異常が発生したら連絡やアドバイスをくれます。それが心強いですね」と西口さん。地域の農家も、一人で奮闘する西口さんに「肥料まいた?」など忘れないように声をかけてくれます。休日にはご主人も一緒に作業するとのことで、この日も「三連休のはずが三連勤になりましたよ」と笑顔で答えてくれました。頼れる人がいるという安心感が、一人の農作業へのモチベーションになっているようです。

西口

みかん栽培は、難しいからこそ面白い

現在はみかんのほか、キウイフルーツや野菜も含め、年間を通じてバランスよく作業ができるように、緻密な栽培計画を立てて栽培に励んでいます。みかんの品種は、小原紅早生、スイートスプリング、はるひめ、はるみの四種類。毎年12月になると、園地がいっせいに鮮やかに色づきます。ここからが、西口さんの繁忙期。収穫してトラックに積み込み、倉庫で仕分けをしたら間髪を入れずに出荷へ。周りからは「体を壊さないようにね」と気遣われますが、今では20キロの肥料をかつぐほど、力強く農業を営んでいます。

西口

「私たち個人農家は、どうしても大規模農家に押され気味。そこで、収穫したみかんを冷蔵しておいて、季節外の夏場に出荷することもあります」と売るための工夫も。地域の風土と気候を生かした露地栽培を行なっているため、品質のいいみかんを作るために、防除と肥料にも気を使います。とくに小原紅早生は栽培が難しいと言われる品種。時には失敗して落ち込むこともありますが、朱色に色づき味がうまくのったときの感動は大きいもの。あえて難しい品種に挑む面白さも感じているそうです。

西口

「夫が定年退職すれば、二人で作業ができます。そうなれば毎日手を加えられるので、今よりもっと効率的に栽培ができるはず。何より、気持ちが落ち着くと思います」と微笑む西口さん。一人で農業を営むのは難しいけれど、だからこそ助けてくれる人たちがいる。その喜びをかみしめながら、おいしい果物や野菜づくりに向き合っています。

デコポンと不知火ってどう違うの?

デコポンってデコポン?

デコポン

「デコポン」という名前で販売されている柑橘、よくご存知の方には「デコポンと不知火ってどう違うの?」と聞かれます。鋭い質問です!そう、実は同じ品種なんですね。

デコポンの正式名称を「不知火(しらぬい、シラヌヒ)」と言います。「デコポン」の名称は、熊本県の農協の登録商標であり、ある一定の基準を満たして農協から販売されているものにしか使えないのです。その他のものは、「不知火」や「デコオレンジ」「デコタンゴール」など、様々な名称で販売されています。

不知火ってどんな柑橘

先日ご紹介した、ポンカンと清見タンゴールの掛け合わせです。ポンカンの記事にもありますが、この掛け合わせは「はるみ」と同じです。1972年、長崎、南島原で生まれました。その後、不知火町(現在の宇城市)に伝わり、品種名が「不知火」になりました。現在では九州各地、愛媛、和歌山、静岡など日本各地の他、韓国の済州島などでも生産されています。収穫は春先。早いと二月の終わりから、長いとゴールデンウィークくらいまで楽しめます。

みかんを販売してると、よく「デコポンはないの?」と聞かれます。それくらい人気の品種です。
味は甘くてジューシー、濃厚。清見らしいほんのり程度の酸味。これはたまらなく美味しい!ファンが多くいるのも頷けます。外皮の頭に「デコ」があります。これがかわいいですね♪
(すぐに見分けがつきますが、たまに、伊予柑などでもちょっとデコが出ているもみかんもあるので、間違えないよう注意しましょう!)

不知火の食べ方

じょうのう(内側の房)が薄くて食べやすいのですが、外皮は少し厚みがあり、おかげで日持ちも良いです。味がよく、食べやすく、日持ちがする。とても優秀な柑橘ですね!外皮は少し堅いので、少しナイフで切れ目を入れて、そこから手で剥きます。じょうのうがとても柔らかいので、外皮を取り除いたらそのまま食べられます。

価格が少々高めなので勿体ない気もしますが、もちろん、ジャムなども濃厚で大変美味しいです。人気がどんどん上がっている品種なので、最近ではスイーツなどにも使われて販売されていますね。今まさに旬の不知火、この機会に是非食べてみて下さい。

美味しいイチゴを見分けて、食べ方いろいろ。~甘美なイチゴの食し方~

ビタミンCいっぱいのイチゴ

いちごの洗い方

冬場になると赤くてみずみずしいイチゴが市場に出まわります。日本人はイチゴが大好きで、なんと生食での消費量は世界一です。
ちなみに、イチゴにビタミンCが豊富に含まれていることは、良く知られていますが、具体的にどのくらい食べるとよいのでしょう。成人が一日に必要なビタミンCは50~60mgですので、イチゴ5粒ほど食べることで、必要量を満たすことができます。

イチゴと乳製品の関係

そのまま食べても美味しいイチゴですが、牛乳、ヨーグルト、練乳をと組み合わせて食べることが多いもの。このような乳製品との組み合わせは、味がよいだけではなく、栄養学的にも相性のよい組み合わせです。砂糖は、壊れやすいビタミンCを保護する働きがあり、さらに乳製品に含まれるカルシウムと組み合わせることで、栄養価の高いデザートとなっているのです。そこで、イチゴと乳製品を組み合わせた一品をご紹介します。

いちごレシピ

カマンベールチーズ~イチゴのショートケーキ風~

材料

イチゴ        5~6粒     
カマンベールチーズ  1個
バルサミコ酢     少量

作り方

1.カマンベールチーズを横半分に切ります。
2.切った土台部分にバルサミコ酢を少量塗り、スライスしたイチゴをはさみます。
3.重石(おもし)をして、2~3分馴染ませれば出来上がり。

お好みで、“ナッツ”や“ドライフルーツ”などを混ぜてもよいです。

お茶と一緒に「スイーツ」として、またこれからのパーティーシーズンに「お酒のおつまみ」としても最適です。ぜひお試しください。また、ケーキ作りや、ジャム作りなど、お菓子づくりにも欠かせないイチゴですが、お店で売っているイチゴの見分け方はあるのでしょうか。

いちごケーキ

美味しいイチゴの見分け方ワンポイント

イチゴは大きくても小さくても大きさに関わらず、『へた近くまで熟して赤くなっているか』が見分け方のポイントになります。へたまでしっかり赤いものは、甘みが良好です!―――これからスーパーなどでイチゴを選ぶ際は、是非「へた」をチェックしてみてくださいね。またせっかく買ってきたイチゴを鮮度よく食べるために鮮度を逃さない「洗い方」をしましょう。

美味しさを逃さない「洗い方」

イチゴを長く水につけるのは、水溶性のビタミンC逃げてしまうので、よくありません。『へたはつけたまま、流水で手早く洗う』ことが、ポイントです。へたを取ってから洗うと、水っぽくなってしまうのでつけたまま洗いましょう。イチゴはビタミンCだけではなく、貧血を予防する葉酸の効果もあり、皮膚を整え血色の好い顔色をつくってくれます。――寒い季節に、ぜひイチゴを常食してお肌もココロも“ごきげん”でいたいものですね。

(写真・文:峰 亜美)

大根おろしを部位と切り方で食べ比べ!自分好みの味を見つけてみよう

薬味の定番、大根おろし

大根おろしは、日本の食卓に欠かせない薬味の定番です。みずみずしく、さっぱりとした爽やかな風味は、焼き魚やお蕎麦、卵焼きなどなど、どんな料理にも合い、美味しさを引き立ててくれます。

生の大根おろしには、消化をサポートしてくれる酵素が豊富に含まれていて、焼き魚の焦げに含まれる発がん性物質なども解毒してくれる働きがあります。ピリッとした辛みも魅力ですね。いつも料理に何気なく添えている大根おろしですが、辛かったり辛くなかったりすることがありませんか?

実は、大根は部位やおろし方、季節によっても甘さや辛さが違います

春から夏に出回る春夏大根は、やわらかくて辛みが強く、秋から冬に出回る秋冬大根は、みずみずしくて甘いのが特徴です。

では、大根おろしの味は、「おろし方」では、どう変わるでしょうか?色んな大根おろしを作って、実際に食べ比べてみました。

大根おろしを部位とおろし方で食べ比べ

大根おろし辛い

食べ比べに使った大根は、冬大根の宮重大根。上中下の3カ所に分けて、繊維に沿って縦に平行におろしたものと、輪切りにした断面側の繊維を断つおろし方の2種類で、甘さや食感・味の違いを比べてみます。

大根の上の部分

大根おろし辛み

上の部分は水分が多く甘味がとても強いです。おろしたては、繊維に沿っておろした方はほとんど辛みを感じなくまろやかな味わい。繊維を断つようにおろした方は甘味もありますが、辛みがとても強く大根の爽やかな風味が感じられました。同じ部分なのに、おろし方でこんなにも辛さが違うのにはびっくりです!

大根の真ん中の部分

大根おろしの辛み

上の部分に比べて真ん中は、ふわっとしたやわらかい食感。繊維に沿っておろした方は辛みを少々感じるものの、甘味と辛みのバランスがとても良いです。繊維を断つようにおろしたものは、もう少し辛みを強く感じました。真ん中の部分は食感・水分・辛み・甘味のバランスが一番とれているように感じます。

大根の下の部分

大根おろし

下の部分は上の方に比べると水分はかなり少なめ。食感も繊維質な感じで硬めです。どちらのおろし方もかなり辛みが強いです。少々苦みも感じました。とっても辛いです!

大根によってそれぞれ違いがありますが、今回の食べ比べでは全体的に繊維に沿っておろしたものは甘味を強く感じ、繊維を断つようにおろしたものは大根の風味と辛みが強く出るように感じました。特に上の部分は、おろし方で辛みの強さが全く違ったのにはびっくりです。

それにしても、生の大根でもお刺身のツマやサラダだと辛くないのに、おろすとどうして辛くなるのでしょうか?

大根は部位によって甘さが違う、上手な大根の使い分け。

大根おろしの辛さの不思議

大根

大根には沢山の酵素が含まれていて、その中のひとつに、ミロシナーゼという酵素があります。ミロシナーゼは、マスタードやワサビなどにも含まれている成分です。すりおろしたり切ることで、細胞が壊れて科学反応を起こし、辛味成分のアリルイソチオシアネートが形成されることでピリッとした辛味になります。

ちなみにこの辛み成分は、大根の皮と果肉の間や根の下の方に多く含まれています。食べ比べでも、下の根の部分や繊維を断つようにおろしたものが辛みが強かったわけですね。私は真ん中の部分が好みかな?同じ一本の大根でも部位やおろし方で変わる味わい。自分好みの大根おろし、是非皆さんも色々試して見つけてみて下さいね。

文・野菜ソムリエ・ナチュラルフードコーディネーター 桜井さちえ

大根おろしの辛みは「おろし方」で変わるってホント?

ごぼうづくしのティータイム

デトックス食材の代名詞、ごぼう

言わずと知れたデトックス食材のごぼう。イヌリン、リグニン、と聞いてピンとこなくても、実際に口にした歯ごたえからもわかるように、食物繊維の多さは野菜の中でも群を抜いています。健康志向の女性から、特に人気の食材です。揚げたり、煮たり、炒めたりと、様々な調理方法で食べることができるごぼうですが、食事のおかずとしてだけでなく、気軽に楽しめるごぼうを使ったティータイムもおすすめです。

ごぼうの素揚げ三種

使ったのは、鳥取産のごぼう。手に取ると、いつものごぼうとどこかが違う。そう、砂丘で有名な鳥取のごぼうは、砂地で栽培されているため、サラサラとした砂で覆われています。タワシで強くこすらなくても、簡単に洗い落とすことができます。

鳥取ごぼう

お茶を飲みながら、手でつまんで食べられるように、ごぼうはカリッと素揚げにします。切り方は、ピーラーを使った薄切りと、包丁を使った短冊切り、長めの拍子切り、の三種。太い部分にスが入っていたら、歯ごたえが悪くならないように、思い切って取り除きます。切り終えたら、水にさらしてアクを抜きます。ごぼうの風味を逃がさないように、水にさらす時間はごく短めに。

ごぼうの素揚げごぼうの拍子切り

水を良く切ったら、切り方に応じた油の温度で揚げていきます。拍子切りは低温でゆっくりと、短冊切りは少し高めの中温で、薄切りは高温でサッと引き上げます。

ごぼう茶でヘルシーなティータイム

揚げたてはもちろん、冷めても美味しい素揚げは、塩をつけてシンプルにいただきます。衣を付けていないので、さっぱりとヘルシーです。お茶はもちろんごぼう茶を合わせて。鳥取で作られるごぼう茶は、砂地で栽培されているからか、臭みがなく、とても飲みやすい味わいです。

ごぼうでティータイムごぼう茶の飲み方

お茶も素揚げも、100%ごぼうだけを使った、ごぼうづくしのティータイム。手作りならではの素朴な味わいに、心も体も喜びそう。

写真・文:伊藤陽子(ヨウデザイン)

白菜調理のコツ、火の入れ方を知る-お鍋の季節必見です!

鍋に欠かせない野菜といえば、白菜

羽織るものが増え、鍋物が恋しい季節になってきました。鍋に欠かせない野菜といえば…白菜。11月下旬から2月頃が旬で、霜にあたることで繊維がやわらかくなり風味も増します。白菜にはビタミン・カリウム・食物繊維などが多く含まれ、免疫UPや美肌効果も期待できます。風邪を引きやすいこの時期にもぴったりの食材。
まるごと手に入れると大きくて、持て余してしまいがちですが、部位によって調理方法を変えてみると意外と食べられてしまったりするものです。

白菜

白菜の部位による切り方と火の通り方

白菜は部位によって火の通り方が異なります。また、同じ部位でも切り方を変えると、火の通り方が変わってきます。まずは葉と白い芯の部分に分けて活用してみます。

葉の活用

1)火を通さないで食べる
葉の部分だけを集めて千切りにすると、ふわふわ食感のサラダになります。キッチンで背中をすっと伸ばしてから、腹筋に力を入れて一気に刻むと、添えている手に力が入りすぎず、空気をまとった状態で仕上がります。小さなお子さんといっしょにキッチンに立つ際は、葉を手でちぎってサラダにするのもおすすめです。親子で楽しく食事の準備ができます。

2)火を通して食べる
葉だけを5センチ四方くらいのざく切りにして、炒めものの最後にさっと火を通すとシャキシャキの食感が活きておすすめです。

白い芯の活用

白菜の芯

葉よりも火を通すのに時間がかかる芯の部分。切り方を変えることで、白菜の火の通り方が変わり、バリエーションを味わうことができます。

1)そぎ切り―中華炒めなどでよく見かける切り方です。芯の部分を繊維と垂直方向に、斜めに包丁を入れていきます。添える手をそっと芯の上にのせ、手前にスライドさせていくのがポイントです。そぎ切りにすると厚みが均一になり、火が全体に同じように入ります。炒めものもいいですし、鍋でも同じ火の入り方で仕上げることができます。

2)棒切り―芯の部分を横に半分に切ってから繊維と平行に切り分けます。5ミリ程度に細く切れば、ほかの食材になじみ、短時間で白菜のクリーム煮などトロッと仕上げることができます。1センチ程度の太めに切り、サッと火を入れると、白菜の食感をしっかりと感じられます。炒め物などが最適です。

鍋の定番、白菜とダシの関係

白菜鍋の定番

最後に、定番鍋物に白菜を入れるタイミングについて、コツをご紹介。切り方は、あえて葉と芯をわけず、繊維と垂直にざくざく切ります。
芯の部分はうまみが出やすいので、きのこなどと共に鍋物の一番初めに入れ、野菜ダシを取ります。芯が少し柔らかくなったら、サッとポン酢などで味付けして食べると、白菜そのものの食感と甘みが楽しめます。

その後、ほかの魚や肉・油揚げなど、動物性タンパク質の食材を入れて、しっかりとした動物性のうまみをスープに煮出していきます。ここで、葉の部分も投入。鍋物のメインを味わいつつ、そのまま白菜をコトコト煮ていくと、もう一度、柔らかくなった白菜の芯にダシが戻り、うまみが詰まったトロトロの白菜に仕上がります。

葉の部分も、スープに出たダシが葉の繊維に絡んでおいしくいただけます。切り方と火の入れ方次第で、食感の変わる白菜。この冬は“白菜1個買い”でコストパフォーマンスよく、おいしい家庭料理を楽しんでみませんか。

元気印の代表野菜、ほうれん草のゆで方

ほうれん草のゆで方をおさらい

とある作家さんの文章に「ほうれん草さえ食べればきっと大丈夫だろうと思って。極度の野菜嫌いだった幼少からほうれん草だけは食べていた。」というような表現がありました。まさにそんな気にさせてくれるほうれん草。茎の黄緑に、葉脈の緑、肉厚の葉は深緑。ポパイの腕のこぶしも手伝って、元気印の代表野菜です。今回はほうれん草のゆで方をあらためておさらいしてみましょう。

ほうれん草のゆで方

ほうれん草の下処理の前に

▲【洗う前のひと手間が大事!】
隙間の土が取れやすいように、根元に十字にはさみを入れます。

ほうれん草の栄養は根本にある

▲【栄養のある根っこを大切に!】
ほうれん草の根本にあるピンク色の部分は栄養たっぷり。捨てずに茹でて使いましょう。土が取れにくい根元の切り口だけを少し切り落とします。

ほうれん草の下処理

▲【お湯を沸かしながら、ほうれん草を洗う】
フライパンにたっぷりの水を入れて火にかけ、その間にほうれん草を洗います。指先で根元の土を取りながら水の中でゆすぎ、水を替え全体をゆすいで準備完了!

ほうれん草の茹で方

▲【美味しさの秘訣はサッと茹で! 根元は30秒!葉先は10〜20秒!】
茹で上がったほうれん草を冷水に放すため、ボウルに水を準備して…いよいよ茹でます。沸騰した湯に根元を入れて30秒、続けて葉先まで入れて10〜20秒茹でます。

色止めで緑色をキープ

▲【冷水で色止め】
ほうれん草を茹で上げてすぐ冷水に放すことで、茹で過ぎを防ぎ、鮮やかな緑色をキープできます。冷水に浸けないと、ほうれん草をゆでた余熱でどんどん柔らかくなってしまいます。

水気をギュッと

▲【水気をギュッと!】
長く浸水させずに、水気をギュッと絞ります。

料理に合わせてカット

▲【料理に合わせてカット】
料理に合わせた長さに切ります。保存容器に入れて2〜3日冷蔵庫保存可能です。

ほうれん草を上手にゆでるコツ

さて、ほうれん草のゆで方を、おさらいしました。流れはわかったところで、ほうれん草を上手に茹でるコツをもう一度整理してみたいと思います。

なるべく沢山の沸騰したお湯を準備する

ほうれん草をおいしくゆでるには、一気にゆでることです。短時間で一気にゆでることで、アクも抜けて美味しく仕上げることが出来ます。ただ、気を付けないといけないのが、ほうれん草を入れることでお湯の温度がどうしても下がってしまうこと。お湯が多ければ多いほど、温度変化を抑えることが出来、結果として美味しい仕上がりになります。

ゆで時間の目安は、根元は30秒で葉先は10〜20秒

ゆで過ぎたほうれん草は、柔らか過ぎて美味しくありません。ほうれん草の茹で時間を気にされる方が多いですよね?ゆで時間は、固めの根元は30秒ほど、葉先は長くて20秒ほど茹でれば十分です。

水に浸けすぎない

ほうれん草には、ビタミンなど水に溶けて流れ出てしまう栄養素も多く含まれています。そのため。あまり長い間水に浸けないことが栄養を逃さないポイントです。

大きな深鍋がなくてもフライパンで大丈夫。何度か茹でているうちに、効率のよい下処理の仕方も身について、ほうれん草を使った料理の幅もぐんと広がるはずです。旬をむかえたほうれん草、たっぷり摂って元気に冬を乗り越えましょう!

手探りで育て始めた「サボイキャベツ」/宮城・加美町門脇茂さん

生で食べないキャベツ

サボイキャベツ

「圃場を見たら、食欲湧かないですよ」という前置き付きで生産者・門脇茂さんが西洋野菜『サボイキャベツ』の畑に案内してくれました。

確かに「わぁ!おいしそう」というよりは「体に良さそう」です。ケールを更に濃くした黒っぽい緑色の肉厚な外葉、メロンのような網目状の葉脈を触ると網目一つ一つがはっきりと指先に伝わって来ます。この縮れが別名『ちりめん(縮緬)キャベツ』と呼ばれるサボイキャベツの1番の特徴です。

葉っぱを少しかじってみると、ごわごわ食感で苦味もあり、案の定「とても体に良さそう」な味がします。中心部分はまん丸に結球しており、細かい目が詰まったネット状の葉は水を汲んでもびくともしないほどしっかりとしています。キャベツという名は付くものの、千切りではとてもではないけれど食べられそうにありません。

サボイキャベツ

「火を入れると綺麗な色になって甘みも出てきて、柔らかくなるんです。キャベツのようなスジも残らないですよ」と門脇さんは得意げに教えてくれます。

サボイキャベツのはじまり

宮城県加美郡加美町の旧中新田地区は稲作や野菜、畜産が基幹産業の地域です。ズッキーニ、リーキ、アーティチョークなどの西洋野菜が身近になった昨今ですが『サボイキャベツ』はまだまだ珍しい存在です。値段が1玉7〜800円ほどとあって、首都圏の高級食材のお店にたまに並ぶ程度です。そんな珍しい野菜を作り続けて30年になります。

 きっかけは町が実施していた欧州視察研修の際に「種」を持ち帰ったことでした。気候・風土が似ている土地で栽培されていたため、中新田でもできるはず!、珍しい野菜を作ることで町を元気にしようと、昭和62年にJA加美よつばの生産者組合で『加美町中新田新園倶楽部』(以下、新園倶楽部)を発足しました。当時、20代で最年少の門脇さんも先輩たちに誘われ栽培を始めます。

みなさん農家でその道のプロですが、種まきの時期、栽培期間など全てが手探りで始まりました。「輸入の種だから(説明書に)何て書いてあるか読めねがった」と門脇さんは笑います。

サボイキャベツの畑

今でこそ抱えると花束のような一級品の『サボイキャベツ』ですが、初めの年はソフトボールサイズにも満たない位でした。普通のキャベツと比べ外葉が2周り以上大きくなるため栽培面積も必要で、栽培期間も長いため作れるのも年に1度です。15年ほどが経過したころからやっと商品として安定してきたそうです。

サボイキャベツを作り続けれた秘密

苦労しながらも長年続けることができた理由がいくつかあります。

門脇さん

一つ目はJAの職員さんが使命感を持って一生懸命販路を探し、今なお熱心に営業をしていることです。売りやすい商品ではありませんが積み重ねで着実に販路を広げています。「作ったらちゃんと売ってきてくれる人がいる」この信頼関係は取材中のやりとりからも伝わってきました。

二つ目は生産者のみなさんに柱となる収入があることです。売り物にならない野菜を作り続けることは容易なことではありません。門脇さんは「みんなあまり収支にこだわってないのかも」と愉快そうに声を上げて笑い「趣味みたいなもん」と言いながらも、年々着実に売上を伸ばしています。「採算ベースが合わないんで続けるのが難しい」毎年変遷する西洋野菜の産地を門脇さんは冷静に分析しています。

西洋野菜がいかに難しい分野かということが分かります。新園倶楽部の場合、8割が専業農家でお米やねぎ、畜産などで安定した収入を確保しているからこそできるのです。

三つ目は仲間がいることです。前向きな人ばかりで活気に溢れているため「やめよう」という話は一度もなく、新園倶楽部メンバーは設立当時から現在までほとんど変わることなく続いています。

サボイキャベツは煮込んでロールキャベツが一番!